2019.08.26
医療法人 幸樹会 村松医院がお伝えする医療ブログです!
今回は銅のおはなし(2)を少しさせていただきます。
ミネラル成分の銅が不足するとどうなるか?
日常の食生活での欠乏はないとされていますが、長期に経腸栄養での栄養管理がされている患者や、人工栄養の未熟児などでは、摂取量不足による欠乏症がみられることがあります。主な症状は、貧血、骨異常、毛髪異常、白血球減少、好中球減少、心血管系や神経系の異常、成長障害などです。また遺伝的な銅代謝異常であるメンケス病では、血液中や、脳や肝臓の銅が減少し、その結果、知能低下、発育遅延、中枢神経障害などの症状が現れます。
銅の過剰摂取の影響
過剰症は化学薬品の誤飲などによる特殊な急性中毒や、遺伝性のウイルソン病など以外にはほとんど起こりません。ウイルソン病は銅が胆汁中に分泌されず肝臓などに蓄積される遺伝病で、脳神経障害、重度の肝障害、関節障害などを起こします。また、酢などの酸性の食品を、銅鍋などに入れると、銅が溶け出し銅の過剰摂取を引き起こすことがありますので注意が必要です。
近年、銅欠乏が、貧血のほか高コレステロール血症、アテローム性動脈硬化症などを引き起こすことが明らかになってきています。
ミネラル成分の銅を多く含む食品
イカやタコなどの軟体動物やエビなどの甲殻類の血液では、ヘモグロビンの代わりに銅を含むヘモシアニンというたんぱく質が、酸素を運搬しています。そのため、イカやタコには銅が多く含まれています。そのほか、魚介類、豆類やレバーなどに多く、いか(するめ)50g(2分の1枚)に5.0mg、カキ(牡蠣)には100gあたり0.9mg、牛・肝臓100gあたり5.3mg、納豆50g(1パック)で0.3mg含まれます。
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